フューリー

本当は初日に観に行きたかったけど、なんとか2日目に行くことができた。
いやー、なんか緊張感を終始伴う映画だった。初っ端からの雰囲気がそうさせるのかどうかは判らないけどちょっと疲れました。
この映画の見所は何と言っても本物のシャーマン戦車が何台も出てくること、そして稼働する本物のタイガー戦車との戦車戦を繰り広げるところ。
もっと見所はあるけどネタバレ禁止なので多くは書けないのが悔しいところ。
戦車や装甲車両などはかなり頑張っているものの、主人公たちの乗っているシャーマンなどはイギリスに供与されたディーゼルエンジン搭載のシャーマンだったりする訳だけど、前半に登場するM8装甲車やM4高速トラクター、M5ではないちゃんと米軍で使用したM3ハーフトラックなど集めるのも大変な車両をよくぞここまでといった感じでAFVマニアがニヤリとする内容だった。
前述のシャーマンやタイガーにしても70年以上も前に作られ今やメンテナンスや部品供給も大変な車両が実際に21世紀の現在でも動いている事が驚きであるわけで、制作陣の本気度が伺える。
史実やらに照らし合わせると?な部分もあるけど、そこを突っついちゃ野暮つーもん。
模型作るもんにとってはモチベーションが上がる映画なのは間違えなし。
主役のフューリー号をモデリングするとなるとアスカモデルのM4A3E8シャーマン自衛隊仕様(現在市場在庫のみかな?)をベースに同社のM4A2シャーマンⅢのシャーシ底板、リアパネル、バルクヘッド、車体上部のリアパネル、エンジンデッキをパーツショップから取り寄せて、車体上部の角度調整(A3とA2は角度が違う)しないとM4A2E8にはならないけど、雰囲気優先だったらそのままでも構わないかも。
他に登場するM4A1(76)wはタミヤのM1スーパーシャーマンから手軽に改造できるし、M4A2やM4A4はアスカからズバリそのものが出ているので、製作は楽だと思う。
もっとも車外の装備品を集めるのは手間かもしれない。